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前にリアルスティールのレビュー書こうと思って、

何故かグレンラガンの話になったからちゃんとレビュー。


バリバリの王道路線の映画。

基本ベースはロッキーだけど、そこに親子愛だったり、日本贔屓な要素を入れてて結構面白かった。


時代設定は2020年と、割と近い未来。

格闘技に対する過激性が高まったせいで、

人間に代わりロボットが戦う時代。


ヒュー・ジャックマン扮するチャーリーは、元ボクサー。

栄光は過去のものとなり、今は鬼のダメ人間だ。

でも戦いに対するこだわりは強く、ロボット格闘技の世界に身を置いている。

しかしダメ人間だ(笑)

借金だらけで首は回らないし、頭を使わないのですぐ負けてロボットぶっ壊れる。

普通なら足を洗うところだが、周囲の忠告を無視してダメ街道まっしぐら。


そんな中、10年前に別れた女が死んだとの知らせ。

同時に11歳になる息子の親権について呼び出される。

元女房のお姉さん夫妻が子供を欲しがっていたので、早速親権を売りとばす(笑)


ただ、とある事情からしばらくの間だけ息子を預かることに。

名前はマックス。

このマックス、可愛い顔して性格は親父譲りだ。

自分が売られたと知った時、悲観に暮れるでもなく

「半分よこせコラ」

である(笑)


チャーリーはロボットが欲しかったので、息子売った金で早速購入。

そしてあっという間にスクラップ(笑)

もう金ねえぞ。


で、この映画のもう一人(一体?)の主人公、ATOMの登場。

パーツ泥棒で侵入したスクラップ置き場で偶然発掘したロボット。

このロボット、旧式型のスパーリング用ロボットで、格闘には向いてない。

ただ、デバッグモードみたいなのを搭載してて、人間の動きをマネることが可能。

これが後々生きてくる。

後はひたすら打たれ強い。

構造がシンプルなのと、元々スパーリング仕様だからだと思う。


チャーリー的には「こんなクソロボットで何ができる」なんだけど、

マックスのATOMに対する情熱は半端ではない。

そしてマックス君は天才だったのだ。


その後の展開は是非本編を観てほしいんだけど、

やたらと日本を意識してる点が面白い。

ラストもハリウッドっぽくないんだよね。

エイドリアーーーーーン!!!にはならない(笑)

決着の付き方が日本ぽい。

試合に~勝負に~・・・おっとっと。


正直、親子愛に関してはあまり深く掘り下げてないように感じた。

泣きを誘うような場面も特に無い。

マックスのキャラ設定がタフだからだろうね。

湿っぽくならないから、これで良かったんじゃないかなと思う。 

とりあえず、

「父ちゃんカッケーーーーー!!!」

ってとこで感動はできる(笑)


コッテコテの王道映画だけど、

グレンラガンでも書いた通り、王道をちゃんと作れる人は優秀なんだよ。

観て絶対に損は無い。


あ~・・・DVD出るのってまだ先だったんだっけか(笑)