この漫画、超好き。
荒川の方は巻が進むにつれてつまんなくなってるけど、聖おにいさんの方はどんどん面白くなってるね。
前半でわかりやすいネタ連発したせいか、どんどんマニアックになってるけど、そこがイイ。
キャラ設定も安定してきたし、今後も大いに期待したい。
そもそもこの題材使おうって発想が天才的だけど、よくここまでパロれると感心する。
宗教として正反対の仏教と基督教をコンビに設定するってのが秀逸だね。
それによく勉強してる。
元ネタは正確だし、矛盾点が出るところはしっかりギャグにしてフォローしてる。
死後の概念が大きく違う仏教と基督教だけど、他の宗教も一緒にして「天界」って括りにしてるのは漫画っていう性質上、許せる範囲内。
仏教はさることながら、基督も厳密には死後の世界を肯定はしてないからね。
それにしてもダンテの神曲を天界ガイドブックと言い放つセンスはすげえ(笑)
最新の7巻はマジで神だから、読んでない人はすぐ読もう。
ここにきてギリシャ神話のメンツが出てくるんだけど、相性いいんだろうね。
エンジェルとキューピッドの管轄の違いとかうますぎる。
天草四郎も出てくるしね(笑)
ちゃんと吹き出し以外の部分の小ネタも健在だから、ネタに困ってる感じは全然無いね。
この漫画、倫理とかの授業に使えるんじゃないかと一瞬思ったけどそれは無いわ(笑)
へたに正確な分、ギャグと実話の判断がつかなくなる人が出てくるね。
今のところ、仏教、基督教、神道、ユダヤ教、ギリシャ神話あたりには触れてるけど、今後ヒンズーとか回教あたりの難しいところを使ってくるか期待。
回教は無理かな、、、