
エンタメ企画は動画班に任せ、俺はまた堅苦しい企画を始めます。
ユーザーの生の声を、メーカーやホールにフィードバックさせようというもの。
大がかりな意識調査ですね。
元々、俺ってこういう路線ですから。
今の遊技機って、パチンコもパチスロもユーザーが求めるものとかけ離れていると思っています。
眩しい役物。
無駄にデカいテレビ。
捨てゲー演出。
ややこしいシステム。
うるさい音。
溢れかえる萌えキャラ。
イライラしたので現メーカー開発の知り合い何人かに訊いてみたんです。
「何を基準に機械作ってんの?」
「マーケティングどうやってんの?」
って。
返ってきた答えは全員ほぼ同じ。
市場で稼働貢献している機種を分析し、人気が出る要素を洗い出している。
こんな感じ。
・・・

15年前と同じ!
サードインパクトではないので世界は終わりませんが、15年前の俺の時代とやってることが何も変わっていないので、ある意味終わっています。
IT社会ですよ今・・・
それが15年前と同じことしててどうすんだと・・・
要は、ホール向き合いの数値以外は見ていないってことです。
マーケティング「した気」になり、ほぼ感覚値だけでモノを創っている。
役物ギンギラでアホみたいにうるさい機械が稼働貢献したら、それを基準に機械のコンセプトを作る。
そういう流れになるんです。
今のホールを見てください。
みんなこんなの打ちたいの?
稼働貢献度の高い機械を参考にするのは間違っていない。
間違ってはいないんですよ。
ただ・・・
マーケティング不足
俺はそう思います。
確かに稼働するのはユーザーですし、その数値を指標としてモノを創るのは正しいです。
ただ、このやり方だと「足し算」になる。
どんどん過剰になるんです。
スペックも演出も。
稼働値だけでは見えないことがある。
エンドユーザーが何を思っているか。
声を聞くことも必要なんです。
俺はそう思います。
昔は手段がありませんでした。
インターネット利用者が少なかったから。
今はあります。
山ほどあります。
メーカーによっては「意識高い系」を何人か集めて意見交換会みたいなことをやっているところもありますが、マーケティングに必要なのは大量のサンプルです。
少数の偏った意見ではない。
だってそうでしょ。
他の業界なんて、エンドユーザーの声を集めるために予算使いまくってるんです。
求められて売れる製品を出すために。
それが普通だと思います。
機械作ってる側は、打つ側に訊きたいことが山ほどあるハズなんです。
俺だったら訊きたいです。
訊かなきゃダメなんです。
訊くのが当たり前なんです。
市場調査はいくらやっても無駄ではない。
俺は今の時代、当然そういう試みが行われていると思い込んでいましたが、現実は違うようです。
パチンコ業界って他の業界に比べてエンドユーザーの扱いがハンパなく低い。
完全に世の中の逆を行っていると言っても過言ではないでしょう。
マーケティングしないでトンチンカンなモノ作ってたら、そりゃ人だって減りますよ。
メーカーは売れれば良い。
規模が大きくなっちゃってるから、作って作って売り続けなければならない。
知ってる。
ホールは稼働すれば良い。
機械の良し悪しは稼働数値が全てだし、新台入れないと客が付かないから買って抜かないといけない。
知ってる。
これが延々と続くデススパイラルです。
メーカーだけが悪いワケじゃない。
ホールだけが悪いワケじゃない。
誰が失敗しているとかじゃない。
全員が失敗しているんです。
エンドユーザーを見ていないから。
ユーザーには選択肢がありますよ。
ホールに行くか行かないか。
遊技機を受け入れるか受け入れないか。
その選択の結果が今です。
ホントは書きたいことが山ほどあるんですが、前置きが長くなりすぎると「やること」を書けなくなるのでこの辺にします。
俺の次の施策として、エンドユーザーの声を大量に集めてメーカー、ホールに投げつける活動を行います。
投げつけるって言い方はアレだな・・・
ユーザー向けに定期的な意識調査を行い、データを集計します。
そのデータを、閲覧したいメーカー、ホールに対して無料で提供します。
個別に。
一部は一般公開もします。
組合のファンアンケートとは違います。
あんなのどうでもいい。
もっと突っ込んだやつ。
俺がメーカーなら知りたいこと。
俺がホールなら知りたいこと。
今すぐ知りたいこと。
そういうデータです。
近日中に第一弾の意識調査を行いますが、突っ込んだ内容にすると量が多くなります。
当然タダで協力してくれるユーザーは多くないと思うので、何かしらの見返りを用意する必要があるでしょう。
予算が無いのでショボいですが・・・
グッズ等を提供してくれるメーカー、ホールの方が居たら連絡ください。
協賛してくれるメーカーやホールには、専用のデータも用意します。
開発部長に話を通してください。
ホールの場合はコンサルさんがある程度やってくれるでしょうが、ユーザーの声ではなく数字の話ですよね。
こうやったら稼働何%上がったとか。
数字だけ見てうまくいっているなら、俺の集めるデータは不要かもしれません。
必要な人だけに提供します。
データ提供を企業単位の『希望制』にすることには意味があります。
聞く気があるか
要はこれが知りたい。
エンドユーザーの声を聞く気があるメーカーやホールを見分けたいんです。
なので、データ提供を希望したメーカー名やホール名は、随時公表する予定です。
(イヤならしないけど)
提供を希望する企業は、ユーザーの声を聞く気がある企業。
そういうことになります。
1GAME公式サイト
お問い合わせお待ちしております。
盛り込んでほしい内容も受け付けます。
その代わり景品ください。
ユーザープレゼント用のね。
ブログのメッセージでも良いです。
PC版の左下。
ではまた。
この試みに価値があると思った方は1プッシュお願いします。
これも立派な市場調査です。


百鬼夜行【※】特設ページ
http://blog.with2.net/vote/v/?m=va&id=155705
みんなコメントもちゃんと入れてくれるし、このブログの読者さんって実は真面目な人が多いんだよね。ブログのコメント欄はROM専が多いけど・・・