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今日は少し真面目な話をします。
正直ここ最近、色々とマズイです。





具体的に言うと、パチンコ業界が現在直面している問題と、それに対するユーザー理解の問題です。
なんか色々と起きてるけど、ぶっちゃけ何が問題なのかわからない。
どのくらいヤバイのかわからない。
こういう人がとても多いんです。

理解すること自体はマストではないんですが、今のインターネット社会、理解不足な人でも情報の拡散が可能です。
まとめサイトみたいなキュレーションメディアからすると、問題の本質なんかはどうでも良くて、刺激的な表紙を作ればそれでいい。
盛り上がればそれでいい。
そして、そういったメディアの主な利用者は典型的な理解不足です。

多くの人が「話のネタになればいい」「暇つぶし」くらいの感覚だと思いますが、それをニュースソースとして拡散する人もかなりの数です。
情報を鵜呑みにして本質を見失った状態で、どんどん情報が拡散される。
実際に起きていることと、大勢の認識がどんどんズレていく。
この状況をしばらく眺めていて、そろそろヤバイと思いました。

例えばこの画像。

image

目にした人も多いと思います。
ISの取説に関するもので、ツイッターで拡散されまくった画像です。

これを最初に見た時、どう思いましたか?


割詐称だ!


こう思った人が多いんじゃないでしょうか。
実際、このネタに飛びついたサイトも多く、その殆どが割詐称に言及する内容でした。
理解した上でネタを扱っている人と、理解せずに扱っている人は見れば大体わかりますが、圧倒的に後者が多いです。
雑誌の発表と合わないと言っている人は、根っこの部分を理解していません。

俺がこのツイートを見た時、最初に思ったのは「釣り?」でした。
だって俺の常識だと、出玉率なんて取説に載せるもんじゃないから。
気になったんでツイートした本人(お店の人?)に問い合わせてみたんです。
「YOUそれ本物?」って。
結果的には本物だったんですが、腑に落ちないから調べてみたところ、SANKYO系だけは取説に出玉率を書いているそうです。
(それは知らなかった)

そこで問題になるのはこの数値が何の数値かってことなんですが、わかっている人からしたらすぐに「型式試験の数値」ってわかるハズです。
前後の文章の書き方がバリバリ申請書類ですし。
ツイートした本人にそれとなく質問してみたんですが、やはりわかっていませんでした。
わからずに拡散してしまったんです。

保通協の型式試験用に算出される出玉率と、ホール運用時の出玉率の違いについて知っている人からしたら、「な~んだそうか」で終了です。
常識レベルの話だから。
ただ、それがわかるのは業界に係る(係った)人間か、ごく一部のマニアです。
ホール店員レベルだと、知らないも居るでしょう。
「割詐称」って思ってしまうのが当然です。

「よく検定通ったな」
「違法機だ」


こんな言葉も目にしたと思います。
多くの人が「検定」と呼ぶ型式試験というものは、「試験」というくらいなのでキッチリとしたルールに基づいて行われています。
決してザルではありません。
そのルールを守って適合している以上、違法機という言い方は正しくないんです。
パチスロに関してのみ言えば、違法機と呼ばれるような機械は現在出回っていません。
(出荷後の不正改造を除く)
「違法になる余地が無い」と言った方が正しいかもしれませんね。
好ましい、好ましくないは置いといて。


問題はパチンコ


こっちは状況が全く違う。
日工組が責任を認めてしまった状態で、11月6日に「可及的速やか」って言葉が警察庁から飛び出してしまいました。
パチスロと違って、パチンコには警察庁が動くための材料が揃っているんです。
理詰めで追い込まれました。
認めてしまっている以上、今は裁判で言うところの「司法取引」みたいな状況です。

『釘問題』は、正直かなりヤバイ。

ただ、パチンコについての一般ユーザー理解度は、パチスロ以上に低いと感じています。
パチンコ業界が現在置かれている状況について、正しく理解していますか?
11月13日、機構からのプレスリリースで行政通報の留保は決まりましたが、それ以上にヤバイことが起きているからというだけの話です。

そこで、意識調査にご協力ください。





ありがとうございます。

「サミット前の4月までに全撤去」みたいな噂も回りましたね。
鵜呑みにしませんでしたか?
リツイート、してしまいましたか?
ソース確認しましたか?

どこにも無かったですよ。

繰り返しになりますが、今は完全なネット社会です。
情報なんて、調べればすぐに出てきます。
正確な情報も、そうでない情報も。
最低限の知識を身につけていれば、デマに惑わされることも少ないでしょう。

ただ、やっぱり俺、思うんです。
正確な情報を伝えているところって沢山あるんですが、どこも書き方が難しいんですよね。
俺も反省しないといけない時があるんですが、ユーザーにダイレクトに関係してくるような情報でも、「業界人向け」の書き方なんです。
そんなん、わからなくて当然ですよ。
読むの面倒になるでしょうし。

こういうことはボケを交えながらでも、わかりやすく伝えないとダメなんです。
本来、攻略メディアのお仕事でもあるんですよこれ。
アツいアツい言ってる場合じゃないんです。

2016年は微妙ですが、2017年は確実にパチンコ・パチスロの状況が大きく変わります。
こういう時こそ、正確な情報をわかりやすく周知して、事前にユーザーの理解を得ていかないとダメなんです。
事情がよくわからない状態で状況が一気に変わると、混乱から深刻な離脱を引き起こします。
メーカーもホールも、テンパっているのはわかります。
ただ、いくらテンパっているからといって、エンドユーザーを置いてけぼりにしたらダメなんです。

釘問題と非等価移行の関連性について、一般ユーザーの内、どのくらいが理解していると思いますか?
今の釘問題の行き着く先に等価営業の未来が無いことなんて、業界人ならみんな知っているでしょう。
それを一般ユーザーがどのくらい知っていると思いますか?
回収と入替の妥協点が仮にうまく決まったとして、次に待っているのは実運用です。
ここで初めてユーザーが体感する。
それじゃあ遅いんです。

ああ疲れた・・・
ちょっと長文になりましたね。
長々とすいません。

遊技人口の急激な減少を防ぐ方法として、今俺にできることは正確な情報周知だと思い、今日はこういうことを書いています。
今回は書き方が少し硬いですが、解説する時はボケながらでもわかりやすく書くつもりなんで、安心してもらって結構です。

書くこと山ほどあるんだよなあ・・・
また是非読んでください。





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こういう記事の需要があるならですが。

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