やたらと話題になっているSANKYOの新台『インフィニットストラトス』ですが、打ったワケではないので（絵が無理）、感想や批評みたいな話は避けます。
語る権利が俺にはありません。
ただ、出回っているデータを見る限り、確かに異常事態だと言っても過言では無いかもしれませんね。
批評する権利を得るために打ってみようかとも思ったんですが、残念ながら自殺の趣味は無いです。
話題の中心は『全く出ない』という一点なんですが、これだけであれば『設定に素直』や『事故るトリガーが無い』という話で片付けられます。
低設定は右肩下がりで沈む代わりに、高設定はド安定で増えるみたいな。
でもちょっと、インフィニットストラトスの場合は沈み過ぎですね。
流石にここまでの吸い込みは、裏モノ以外で見たこと無いかもしれません。
噂を聞いて確認してみたところ、俺の最初の印象は「設計ミスったのかな？」でした。
ほら、人間焦ると良いこと無いじゃないですか。
会議直前に資料が吹っ飛んで、慌てて用意した突貫資料なんてミスがあっても全然不思議ではありません。
この場合は資料ではなく仕様ですけど。
『動作』に関するバグはデバッグの過程で出てきますが、内部数値に関してはデバッグで出るもんじゃないですからね。
今は出るようなやり方になっているのかもしれませんが、俺の時代は設計者がミスったら終了でした。
俺だって危ない時ありましたよ。
演出の確率調整やってて、ごっついプレミア演出をリプレイに振っていたことに、ギリで気付いたことあるんだから。
（仕様変更でフラグ増やした影響）
裏話ですが、最近の台で設計者自身が「上乗せの振り分けミスった」って台を知っています。
些細なミスなので誰も気付かないレベルでしたが、雑紙で解析数値を見たら、馬鹿正直に数値が載っていたので笑いました。
ミスを知っている俺からすると、テーブルに違和感ありまくりなんですが、1ミリも話題にならずにスルーされましたね・・・
ISに関しても、規制の影響で仕様変更した時に、何か計算ミスや設計ミスをやらかしちゃったんかなと思ったんです。
最初に疑ったのはサブ側のプログラミングミスだったので、SANKYOの公式にある『公式出玉シミュレータ』で試してみました。
多少の『盛り』は覚悟した上で、本来意図していた挙動はどうなのかなと。
ここで普通の挙動をするようであれば、実機側に何かある線が濃厚になりますからね。
IS出玉シミュレータ（SANKYO）
ちなみにこのシミュレータですが、設定は毎回ランダムで決まり、特別な設定をしない限り『13時間稼働』、『上限10万円』で全ツッパするという内容です。
「デフォルト設定が尖ってるな・・・」と思いながらスタートボタンを押してみると、しばらく処理が走った後、結果が表示されました。
結果はというと・・・
タネ銭切れ
10万じゃ足りないようです。
まさか金が尽きてシミュレータが止まるとは思いませんでした・・・
でもまあ、設定1で鬼のヒキ弱カマした可能性もありますからね・・・
シミュレーション結果は細かく見ることができるんですが、「よくできてるなあ」と感心してしまいました。
『盛り』とかそういうのは無さそうです。
一通りデータを見終わったので、もう何度かトライしてみることにします。
結論：仕様です
無事に逆万枚達成。
シミュレータに『盛り』の痕跡無し。
公式で一度もプラスにならないとか、ある意味メチャ男らしいと思います。
こういう台なんでしょう。
おしまい。
唯一残っている可能性としては、設計者が使っている『出玉シミュレータの設計』がミスっている可能性ですね。
実機から移植したWEBのシミュレータも、当然ミスった設計で動くみたいな。
今時の台を出玉設計する場合、とてもじゃないですが理論値では設計できません。
そんなんやりながら調整していたら、日が暮れてしまいます。
まず最初にシミュレータを作り、色々な数値を弄りながら調整するんですが、調整する土台となるシミュレータが壊れていたら、どんなに頑張っても無意味ですからね。
大幅な仕様変更がかかり、シミュレータのデバッグが疎かになった可能性は捨てきれません。
別にSANKYOの開発者を庇うワケではなく、「そういうこともあり得るよ」という話です。
普通は仕様書と突き合わせて徹底的にデバッグしますが、「時間が無い」って怖いんですよ。
起きないハズのミスが起きても不思議ではないと思います。
まあ・・・一番濃い線としては、「とにかく適合」を目指して激辛設計にした線なんですけどね。
保通協の試験って、辛い分には問題無く通りますから・・・
公表出率なんてどう書いてもいいですし。
以上は全て妄想ですが、追加調査希望の方はプッシュ押してみてください。
嗅ぎ回ってみるので。
また明日も読みに来てくださいね。
ありがとうございました。
まあそれで正解だと思います。