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京極の百鬼夜行シリーズでどれが1番好きか考えたら、やっぱ鉄鼠だね。

話の面白さで言えば、上から

魍魎>絡新婦>鉄鼠

の順になるんだけど、三周読んだの鉄鼠だけ。
文庫で1300ページ以上あるから写真みたいなサイズになる(笑)

京極慣れしてる人なら普通って思うんだろうけど、ケータイ小説とか好きな人は一生持ち上げないだろうね、、、

なんで姑獲鳥と鉄鼠は何回も読めるか考えたら、やっぱ薀蓄の密度なんだろうと思った。

特に鉄鼠で語られる「禅とは何か」は専門書の域を超えてるって後書きに書いてあるくらいだし。

しかし何より、榎木津のキャラがスパークするから好きなんだろうな(笑)

姑獲鳥で変人、魍魎でツンデレ、狂骨で大達まわりして鉄鼠で神になる(笑)

確かに鉄鼠はミステリーってジャンルに入れると致命的なミスがある作品。
だから賛否両論あるけど、百鬼夜行は厳密には純粋なミステリーじゃないからいいんでないかな?と、自分は思う。

ミステリー好きには絡新婦の方が合ってると思う。面白いし。

ただ、鉄鼠はなんか熱を感じるんだよね。

書きたいもん思いっきり書きました‼

的な?

まだ京極作品を読んでない人は、ページ数にビビらず姑獲鳥から全部読んでみてほしい。
正直、塗仏から失速するから全部読む必要は無いと思うけど、ハマる人は無茶苦茶ハマるよ。

それか、集英社のどすこいから入ってみるとか、、、

それは無いか(笑)