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こないだの落雷記事のコメント欄を見てて思った。

このブログの読者、


加齢臭がする


そして尋常じゃない元ヤン率。

最終的には、はちはち店長さんまで・・・

どうなっちゃってんだよ。


今日は、加齢臭な人にしかわからない、

レトロな内容になるかもしれないけど、

お付き合いください。


小さい頃、うちにはファミコンが無かった。

まあ適度な感じの貧乏家庭。

でも当時はそんな奴いっぱい居て、

「ファミコンは友達の家でやるもの」

って人、多かったんでないかな・・・

最近の子みたいに、

みんなDS持ってるワケじゃなかった。


思い切って母ちゃんに、

「ファミコン買ってくれ!」


って頼んだこともあったけど、


自分の力で取ってきな!


って言われて町内会の福引券をもらった。

1等が「ファミコン本体+魔界村」だったんだよね。

当たるハズ無いんだけど。

ティッシュと醤油だけもらって、

全部母ちゃんに取られた。

そこから勝負人生始まってたのかもしれない。


ここから記憶が曖昧なんだけど、

いつだったかゲームセンターに行ったの。

ゲーセンじゃなくてゲームセンターね。

今で言う「ゲーセン」と、

昭和の「ゲームセンター」

これは完全に別物だから、

俺は一応分けて呼んでる。

一言で言うとスラム街。


そこに何故か俺一人で行ったんだよね・・・

50円だか握り締めて。

何でだったかな・・・

ちびっ子からすると、ヤンキーが怖いっていうより、

母ちゃんにバレてシバかれる方が怖かったから、

環境に対する恐怖は無かった。


そして俺は見つけた。

やりたくてたまらなかった、


ドラクエ2を


やりたくてやりたくて震える。

何でゲームセンターにコンシューマのゲームがあったのかよく覚えてないけど、

1コインで数分みたいな時間制だったのは覚えてる。


なけなしのお金を入れてプレイ開始。

表示されたのは、


hukkatu


「復活の呪文を入れてください」

・・・知らんがな。


ドラクエは3になるまでセーブ機能が無かったから、

毎回パスワード入力が必要なんだけど、

2はこれがまたクソ長い。

みんなノートとかに書き込んでたけど、

1文字書き間違えるだけで終わるからね。

なかなかエキサイティングな仕様だった。


それはいいとして、

この画面、一度行くとタイトル画面に戻れない。

そもそも「復活の呪文」が何だかわからない俺は、

刻々と過ぎるプレイ時間に追われながら、

半泣き状態になってたと思う。

こんなの、想像してたドラクエ2じゃない。


「ふっかつのじゅもんがちがいます」

「ふっかつのじゅもんがちがいます」

「ふっかつのじゅもんがちがいます」



そんな状態でガチャガチャやってると、

いきなり肩を叩かれた。


「どきな坊主」


何て形容していいかわからないけど、

バリバリのヤンキーだ。

例えるならそう・・・歩くビーバップ?

ビーバップって歩くかわからないけど。


混乱してる俺をグイっとどけて、

ゲーム台に座るヤンキー。

取られたと思って、もう完全に泣く寸前の俺。

そんな俺を無視して、

咥えタバコで呪文を入力するヤンキー。


「ほら・・・やんなよ」


それだけ言って、

奥のヤンキーたちの中に戻っていくビーバップ。

意味がわからなかったけど、ゲームが始まっている。

結局ウロウロしてるだけで時間切れになったけど、

今思えばアレはロンダルキアの祠だ。

ラストダンジョン手前。


お礼も言わずに帰ったけど、

多分、テンパってる俺をずっと見てたんだろうなと思う。

「チッ、やれやれだぜ・・・」

みたいな感じで俺んとこ来たんだと思う。


濡れるでしょ?


承太郎のようなヤンキーだ。

オラオラァ!で復活の呪文を入力するヤンキーだ。

全部暗記してたってことと、

ロンダルキアってことを考えると、

有名なパスワードだったのかな・・・

何にせよ、いい人だった。

いいビーバップ。


どうでもいいんだけど、

その時のことを思い出すと、

何故かこの曲が脳内再生される。





何のオチも無い話だけど、

元ヤンだらけの読者に囲まれて、

思い出したから書いてみましたw

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