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京極夏彦大先生のギャグ小説

「南極(人)」

半分くらい読んで、あまりのくだらなさに放り投げること数年・・・

ヒマな時に最後まで読んだ。

「どすこい」もアレだったけど、あっちはまだ原作の影があったから・・・ねぇ・・・クスっとは来たよ。

しかしこっちは何もねえ(笑)

ナンセンスギャグを小説でやるっていう試みなんだろうけど、

やっぱりキツイんだろうね。


でも、最終話に来て鼻水吹いた。

赤塚ワールドとコラボした「巷説ギャグ物語」

冒頭からツボった。

活字読みながらヒーヒー笑ってるのって、横で見てたら頭がどうかしたかと思われるぞ。


小説ギャグ成功してんじゃねえか!最後に来て(笑)

まぁ「ナンセンスギャグ」のやり方じゃないから厳密には成功してないんだけど、

文章で爆笑させられたのは2ch以外じゃ初めてだ。


結局、この話の最後で「小説でナンセンスギャグやるのはキツイ」って書いちゃってるからね。

赤塚ワールドのギャグを文章でやるのは無理だろ(笑)


とりあえず、「京極っぽい文体」で赤塚ワールドのキャラに自問自答させるって発想には脱帽した。

直前までの「またこの展開か・・・」って流れに辟易させられてた人にはガツンと来ると思う。

途中で投げてる人は最後だけでも読んでみよう。


赤塚ワールドの住人が自分のいる世界について真剣に考えたら、そりゃテンパる。

メッタメタにメタな話だけど、

面白すぎて3回読み直したわ(笑)