日曜日にスロ封印して買い物してたら、
本屋に寄ってやたら買っちまった。
衝動買いすごいからやっぱAmazonで買うのが賢いのかな、、、
わかってても平積み気になっちゃうんだよ。
鈴木光司なんて名前久しぶりに聞いたぞ。
煽りを見る限り、今度公開の「貞子3D」の原作みたい。
でも待てよ、さっき文庫のコーナーで貞子3Dのノベライズ見たぞ(笑)
で、エスの発売日見たら一週間経ってない。
見えて来たな。
これ、映画前提で書かされたか、、、
普通ならこんなの絶対買わないとこだけど、
当時のリング、らせん、ループ三部作が好きだったからね。
読書量が足りなかったせいか、
高校生の時分に衝撃を受けた記憶がある。
だから思い出に浸る意味でも1500円払ってハードカバー購入。
文庫しか買わないつもりだったのに、、、
で、買った量が多いから帰宅して即、読書モード突入。
まず、冒頭の一ページで予感が走る。
柏田死刑囚の死刑執行直前のシーンだけど、
一度経験している?
まさかね、、、
で、本編始まって主人公の名前見て唖然。
「安藤孝規」
父親の名前は「安藤満男」
なるほど。
ループの続編なワケか、、、
これ、映画用に書けって言われても、
原作と映画、全然違うからね。
読み進める内にどんどん当時の3部作の人たちの名前が出てくる。
ここに来て冒頭の予感が確信に変わる。
これはホラーにはならない。
やっぱりループの続きなんだと。
短編『ハッピーバースデイ』はループ直後の話だったけど、
これはループ後、20年以上後の話だね。
二見君はなんて頑張り屋さんなんだろうか。
オチまで完全に見えてたから後半は作業だったけど、
ラスト1ページは初代のリングを意識してて上手かったね。
ここからは俺の妄想も含めて感想を書こう。
まず、これは半ば無理矢理書かされている。
ハッキリ言って蛇足。
原作にはあんなクリーチャーな貞子は出ないから、ホラーになりようが無い。
そこを死守した点は評価できる。
ネタバレはしない。
しても3部作読んで無いと意味不明だから。
映画前提で書かされたにしても、
ちゃんと自分が書いた設定に忠実にしてくれて良かった。
ただね、読書量が増えた今となっては気になる点が多々ある。
まず、この人、女性の主観視点を書くのが苦手と見た。
伏線にするための女性のシーンになると、
急に文章が停滞する。
それに比べて、男性同士の謎解きに入って来ると筆が走る走る(笑)
そういえば3部作の時も主観視点は圧倒的に男性が多かった記憶があるね。
女性の部分はアングルを引いてたような気がする。曖昧な記憶だけど、、、
あとは視点が同じ章の中でポンポン飛ぶのはいただけない。
読みにくいよ。
久しぶりにリングワールドに触れたのは面白かったけど、やっぱり蛇足感がすごいから、
★三つが限界かな。
そういえば、映画のリング、
クリーチャー貞子しかしらない層は、
これ読んで理解できるんだろうか。
らせんまで読んでれば話は繋がるけど、
らせんのラストとループのラスト、
同じシーンだけど内面描写が違うからね。
やっぱり全部読んでないと繋がらないか。